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2025.09.19

北秋田の農地を承継して地域の農地を守る。開墾から収穫までを体験する2泊3日の農業体験イベントを開催

インターン募集

北秋田の地域農業の未来を守る有志が結集

秋田県北秋田市で活動する「農地利用促進有志の会」は、地域に点在する遊休農地の解消と有効活用を目指して2025年4月に設立された市民団体です。

この会は、地域の女性農業従事者や協力者で連携し、使われなくなった農地を再生させる取り組みを行っています。会員の皆さんは、自身の仕事の合間を縫い、月に一度程度は共同で作業をおこなっています。

開墾作業の様子

「農地利用促進有志の会」は、開墾した農地で野菜の栽培〜収穫、一般の方の体験を通して農地の有効活用への理解を深め、担い手の育成や移住・定住に繋がる継続的な活動となるよう、地域社会のコーディネーターとして北秋田市の農業の発展に寄与することを目的とした集まりです。

荒れ地から実りの畑へ。地道な農地再生活動

実際の活動では、まず候補地となる遊休農地の選定から始まります。カヤ草が一面に生い茂り、大きな木の根が深く張った荒れ地の状態を丹念に調査し、農地として再生可能かどうかを見極めています。

トラクターでの耕起作業

2025年4月から始まった土地の整備では、地域の農家や農機具メーカーの協力を得ながら、トラクターによる耕起作業をおこないました。

1度の耕起作業では定植できる土壌にはならず、その後、日を見つけては仕事の合間に5回程度耕起作業をすることで作物を植えられる状態まで土壌を改良できたそうです。

耕起できた6月からはJAから借りた定植機械を使い、堆肥巻きや畝立て、マルチかけなどを気温35℃を超える猛暑日の中で作業をおこないました。

除草作業の様子
植えたスイートコーンの様子を見ながらの追肥作業。気温35度を超える厳しい暑さの中でも行われることもあり、メンバーの献身的な取り組み姿勢がうかがえる

この会の活動は地域農家の方々の「遊休農地問題」を解決しなければいけないという強い想いからはじまりました。何もしなければ増え続けてしまうであろう「遊休農地」という地域課題を解決する実践的なアプローチとして、今後の展開が期待される取り組みといえるでしょう。

農業体験イベントについて

今回の農業体験イベントは、北秋田市の「農地利用促進有志の会」の方々が現在開墾している畑を、将来的に継いでもらうことを目的として実施します。

まずは、有志の会の活動内容や、この活動を始めた想いなどを知ってもらい、農地での作業体験で自分が将来農業を仕事にする時のイメージを膨らませてください。

参加された方々がゆくゆくは開墾した農地を継ぎ、増えるはずだった遊休農地が田畑となり、北秋田市で農業をする方が増えていく未来につながるイベントになればと思っています。

募集要項

体験詳細

日程

2025年10月8日(水)〜10月10日(金)(3日間)

 

応募締切

10月3日(金) まで

 

募集人数

定員 6名 

※先着順で定員に達し次第締め切らせていただきます。

 

参加費

1人 20,000円(宿泊費、夕食費、入浴料込み)

※参加費用のうち1万円は有志の会の農地運営費用と協力費とします。

※北秋田まちづくり観光協会への参加費の振り込みをもって、申し込み完了となります。

※北秋田市観光案内所までの交通費、朝食費、昼食費は各自でご負担いただきます。

※温泉利用時のタオル・アメニティ代などは各自ご負担となります。

自家用車等での移動手段がない方は、体験期間中の移動はココホレジャパン(株)、農地利用促進有志の会、北秋田市で送迎が可能です。

スケジュール

10月8日(水)  

開墾していない農地を見ながら説明を受け、実際に簡単な開墾体験作業をします。その後、有志の会が開墾した農地に植えたさつまいもの収穫作業をしてもらいます。収穫したさつまいもはお土産にどうぞ!

 

14:15 北秋田市観光案内所(JR鷹ノ巣駅 隣) 集合

14:30 有志の会が耕している農地へ移動し、開墾体験とさつまいもの収穫

17:00 縄文の湯 入浴

18:00 交流会【北秋田市で育った牛と馬のお料理】

20:00 宿泊先へ 

 

10月9日(木) 

米、野菜、りんごから参加者の方が選んでいただいた農地で、実際の農作業を体験していただきます。農家さんと話しながら自分が農家となった時のイメージを膨らませてみてください。

 

8:00 宿泊先出発

9:00 受入農家の農地で作業体験(米 or にんにく・豆 or りんご から選択)

※雨天時は室内でできる作業などをおこなう予定です。

15:00 クウィンス森吉 入浴

16:00 有志の会からお話し

【内容】「有志の会活動内容と農業の状況」

17:00 夕食【有志の会の方が作った「きりたんぽ」を使った鍋】

19:00 宿泊先へ

 

10月10日(金) 

2時間ほど実際に農業を始める際の制度、北秋田市への移住についてなどを学び、今回の農業体験イベントについてのアンケートに記入していただきます。

 

8:30 宿泊先出発

9:30 北秋田市民ふれあいプラザコムコムにて就農、移住定住について講義

  体験についてのアンケート記入

12:00 解散

 

※収穫した野菜などのお土産もあります!

※朝食や昼食は移動時にコンビニやスーパーなどに寄りますので、そのタイミングで購入をお願いいたします。

※スケジュールは追加・変更になる場合があります。その際は本記事にて追記いたします。

※雨天時の作業予定は、米=精米やもみすり。にんにく・豆=米もあるので精米や加工品作業等。りんご=未定

 

解散後や土日など、お時間のある方はぜひ北秋田市の観光もしてください!

宿泊先

北秋田市移住定住ネットワークセンター A棟・B棟

 

※シェアハウス型の施設です。

※A棟B棟の割り振りは弊社で決めさせていただきます。

※どの部屋を使用するかは当日参加者の方でご相談ください。

北秋田市移住定住ネットワークセンターには洗濯機も用意されています。

利用する施設

縄文の湯 

大館能代空港からすぐにある、源泉温度54度のかけ流しを楽しめる天然温泉です

レストラン まつお

自社牧場で育てた松尾牛を中心に取り扱う、地元民に愛される名店です。

クウィンス森吉 

秋田内陸線阿仁前田温泉駅中温泉「クウィンス森吉」は、駅と温泉が合体した県内でも珍しい温泉保養宿泊施設です。

持ち物

・汚れてもいい、動きやすい服装のご用意をお願いします。

・農作業をするため、長靴や手袋(ゴム付きの背抜き手袋やオールコート手袋等)、帽子、タオル等。

・雨天時用に雨ガッパやレインコート等。(100円ショップのものでも可)

キャンセルについて

本イベントは地域の方々のご協力で成り立っています。

参加が難しくなった場合は、分かった時点でできるだけ早めにご連絡ください。

無断キャンセルは、今後の開催や受け入れに影響することがありますのでご遠慮ください。

応募方法

こちらの応募フォームへのご記入をもって応募完了となります。

その他

企画・主催:ニホン継業バンク(ココホレジャパン株式会社)

運営協力:農地利用促進有志の会、北秋田市、秋田県秋田地域振興局、北秋田まちづくり観光協会

 

お問い合せ
ココホレジャパン株式会社 秋田継業サポートセンター
【MAIL】hello@kkhr.jp 【TEL】070-9365-9032

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